弘前公園の園内には約50種類2,600本ものソメイヨシノ、シダレザクラ、八重桜などの桜が咲き誇り、桜のトンネルや水面に映る風景、ライトアップされた夜桜も美しく、観る人の心を奪うことでしょう。
津軽富士と呼ばれる岩木山が背景となる弘前城の光景は、城が移動している今の時期しか見ることができない絶好のアングルとなっています。
1715年(正徳5年)に、津軽藩士が京都から取り寄せた25本のカスミザクラなどを、城内に植えたことが始まりと云われています。
時が明治になり、旧藩士 菊池楯衛が荒れ果てていた城内にソメイヨシノ1,000本を植栽し、明治30年代には更に1,000本の桜を植栽しました。大正にはいると、市民からの寄付が続いたおかげで弘前城の周りは見事な桜で埋まり、1918年(大正7年)に初めての観桜会が開かれました。
翌年には、食堂・喫茶店・花見団子屋・見物興行などで賑わい始めました。
昭和になると、夜のイルミネーションを投光器に替えて、天守閣などこれまでよりも明るく照らされるようになりました。太平洋戦争中も続けられていましたが、一時中断され1947年(昭和22年)より再開されています。
その後も「桜」の寄付は続き、外濠も桜で埋め尽くされるほどになり、1961年(昭和36年)に「弘前さくらまつり」と改称されました。
毎年200万人もの観光客が訪れる「弘前さくらまつり」は、その全てが見どころといえます。
現在は、天守曳屋で移設された弘前城と背景となる岩木山、そして周りに咲き誇る桜を絶好のアングルから眺望することができます。外濠を囲む桜、西濠の水面に映る桜や桜のトンネル、夕暮れ時には夕日のオレンジと桜のピンクの色彩が一層の美しさを魅せてくれます。日没からはライトアップされた夜桜を楽しむことができます。
会期 | 2024年4月19日(金)~5月5日(日) 【2024年は終了いたしました】 |
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会場 | 弘前公園 |
料金 |
※有料区域のみ
※団体料金は10名様以上に適用。 |
時間 |
※有料区域の時間
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期間 | 2024年4月19日(金)~5月5日(日) |
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時間 | 日没から午後8時30分まで |